谷本有香さんの国籍が気になって検索した方、けっこう多いのではないでしょうか。
流暢な英語で海外の要人に切り込んでいく姿を見ると、つい「海外にルーツがある人なのかな」と思ってしまいますよね。
ところが調べてみると、公式プロフィールには国籍どころか出身地も生年月日も書かれていなくて、正直ちょっと拍子抜けしました。
・谷本有香の国籍が公式に公表されているのかどうか
・公式プロフィールに載っている情報と、載っていない情報の線引き
・英語力の理由として本人が語っているMBA留学の経緯
谷本有香の国籍は公表されているのか
結論から先にお伝えすると、谷本有香さんの国籍は公表されていません。
ここでは公式プロフィールに何が書かれていて何が書かれていないのかを、ひとつずつ確認していきますね。
公式プロフィールに国籍の記載はない
まず確認したのは、谷本有香さんご本人のオフィシャルサイトに掲載されているプロフィールです。
ここには肩書き・経歴・学歴・職歴・受賞歴・インタビュー実績・著書まで、かなり細かく書かれています。
ところが国籍に関する記載は一行もありませんでした。
Forbes JAPANの著者ページ、講師プロフィール、出演番組のプロフィール欄も同じように確認しましたが、やはり国籍に触れているものは見つかりませんでした。
つまり谷本有香さんが自分の国籍を公にしたことは確認できない、というのが今わかっている事実です。
ネット上には「日本国籍である」と言い切っている記事もありますが、その根拠として挙げられているのは日本の学校を出ていることや日本でキャリアを積んでいることであって、公的な資料や本人の発言ではありません。
学歴や職歴から国籍を推し量ることはできませんから、ここは慎重に見ておきたいところです。
出身地や生まれについても公表されていない
国籍と一緒に検索されやすいのが出身地です。
実際、谷本有香さんの名前でGoogleを引くと「谷本有香 生まれ」がサジェストに出てきます。
ただ、こちらも公式プロフィールには記載がありませんでした。
都道府県はもちろん、生まれ育った土地についての言及も見当たりません。
芸能人であれば所属事務所のプロフィールに出身地が載っていることがほとんどですが、谷本有香さんはタレントではなく経済ジャーナリストとして活動している方です。
報道の仕事をしている人が自分の出自を細かく出さないのは、そこまで珍しいことではないんですよね。
出身地が非公表であること自体は、何かを隠しているという話ではありません。
経歴からたどれるのは山一證券から始まる日本での歩み
公表されていないことばかり並べても仕方がないので、逆に「公式に確認できること」を整理しておきます。
公式サイトの職歴欄に並んでいるのは、次のような日本の企業とメディアです。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| キャリアの出発点 | 山一証券に入社し、社内向けの経済キャスターを担当 |
| その後 | Bloomberg TVで金融経済アンカーを務める |
| 2004年 | 米国でMBAを取得 |
| 帰国後 | 日経CNBCのメインアンカー、同社初の女性コメンテーターに |
| 2016年2月 | Forbes JAPANに参画 |
| 2022年1月1日 | 現職に就任 |
山一証券、Bloomberg TV、フジテレビ、日経CNBC、テレビ東京、テレビ朝日、AbemaTV、TBS、J-WAVE、TOKYO MXと、活動の場はほぼ日本国内です。
跡見学園女子大学の兼任講師も2020年3月まで務めていました。
受賞歴も日経映像2010年度年間優秀賞、日経CNBC社長賞と、日本のメディアでの評価が並びます。
経歴から見えるのは、日本のメディアの中で積み上げてきたキャリアだということです。
ただ、これも繰り返しになりますが、日本で働いてきたことは国籍の証明にはなりません。あくまで「確認できるのはここまで」という話です。
英語力の理由は本人が語った社会人後のMBA留学
そもそも、なぜ国籍が検索されるのか。
いちばん大きいのは、英語で海外のトップに直接インタビューする姿だと思います。
あれだけ話せると「帰国子女なのかな」「ハーフなのかな」と考えたくなりますよね。
この点については、実は本人がインタビューではっきり語っています。
Bloomberg TVに勤めていた頃について、「外資系企業で大半の人が英語を話す環境だったこともあって、英語にコンプレックスを感じるようになってしまって」と振り返っているんです。
そのコンプレックスを解消することも動機のひとつになって、ビジネススクールへの進学を決めたと話しています。
これ、地味にすごい話だと思いませんか。
社会人としてすでにキャリアを積んだあとに、英語への苦手意識を自分で潰しにいったということですから。
英語力は生まれや育ちによるものではなく、社会人になってからの留学で身につけたと本人が語っているわけです。
少なくとも「幼い頃から英語環境にいた」という趣旨の発言は確認できませんでした。
MBAを目指したもうひとつの理由
英語だけが動機だったわけではありません。
本人は、さまざまな経営者に会う中で「教科書通りにやっていない経営者がすごい業績を出しているのを目の当たりにし、実学を学びたくなった」とも語っています。
取材する側として物足りなさを感じたから学びに行った、という順番なんですね。
国際的な印象を強めた4000人インタビュー
もうひとつ、国際的なイメージを作っているのがインタビューの相手です。
公式プロフィールによれば、これまでに4,000人を超える世界のVIPにインタビューしてきたとされています。
名前が挙がっているのは次のような面々です。
- トニー・ブレア(元英首相)
- オードリー・タン(台湾デジタル担当相)
- スティーブ・ウォズニアック(アップル共同創業者)
- ハワード・シュルツ(スターバックス会長兼CEO)
- マイケル・ポーター(ハーバード大学教授)
- ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞者)
- マイケル・サンデル(ハーバード大学教授)
- リンダ・グラットン(ロンドン・ビジネススクール教授)
- ジム・ロジャーズ(投資家)
並べてみると、そうそうたる顔ぶれですよね。
著書もタイ版・台湾版・韓国版が出ていて、活動そのものが国境をまたいでいます。
この仕事の内容が「国際的な人=海外ルーツかも」という連想につながっているのだと考えられます。
ただこれは仕事の実績であって、出自の話とは別物です。
国籍を断定できる情報は現時点で確認できない
ここまでを整理します。
| 項目 | 確認できるか |
|---|---|
| 国籍 | 公式・本人発言のいずれにも記載がなく確認できない |
| 出身地 | 公表されていない |
| 海外ルーツを示す情報 | 確認できない |
| 帰化を示す情報 | 確認できない |
| 英語力の理由 | 社会人後のMBA留学と本人が語っている |
谷本有香さんの国籍について、断定できる材料は現時点で存在しません。
「日本国籍だ」と書いている記事も「外国籍では」とほのめかす記事も、どちらも公的な裏づけを示せていないというのが実際のところです。
名誉や出自にかかわる話なので、この記事でも確認できないことは確認できないままにしておきますね。
谷本有香の国籍を調べる人向けの関連情報
国籍と一緒に検索されやすい項目についても、公式に確認できる範囲でまとめておきます。
こちらも「わかっていないことはわかっていない」と正直に書いていきます。
年齢や生年月日は公式に公表されていない
サジェストで「年齢」はかなり上位に出てくるワードです。
ただ、オフィシャルサイトにもForbes JAPANの著者ページにも生年月日の記載はありませんでした。
一部のまとめサイトでは誕生日は7月13日、1972年生まれと書かれています。
その根拠として挙げられているのは、本人が2012年7月13日にブログで「あと1時間で30代が終わる」と投稿したことからの逆算です。
計算としては筋が通っていますが、これはあくまで第三者による推定であって、本人が生年を公表したわけではありません。
年齢についても公式な数字は出ていない、というのが正確なところです。
出身大学はサンダーバード国際経営大学院と北京大学
学歴は公式サイトにはっきり書かれています。
ただし記載があるのは大学院のみで、学部については触れられていません。
| 教育機関 | 内容 |
|---|---|
| サンダーバード国際経営大学院 | MBAを取得(2004年) |
| 北京大学 | 外資企業のEMBAを2014年5月18日に修了 |
サンダーバードは米国アリゾナ州にある国際経営で知られる大学院です。
複数のまとめサイトでは学部について大妻女子大学の文学部を卒業と書かれていますが、公式サイトの学歴欄には載っていない情報でした。
公式に確認できるのは大学院ふたつだけで、学部については裏が取れていないと考えておくのが安全です。
高校の情報は見つからない
サジェストには「高校」も出てきます。
しかしこちらは、公式プロフィールにも大手メディアのプロフィール欄にも記載がありませんでした。
出身地が非公表であることを考えると、高校名だけが出てくる可能性は低そうです。
学生時代の話としてわかっているのは、通知表に「目立たない子」と書かれるような子どもで、大学に入るまで自分の意見を言っていいと思っていなかった、というインタビューでの振り返りくらいでした。
今の姿からは想像しづらいですよね。
wikipediaのページは存在しない
「谷本有香 wikipedia」というサジェストが出てくるので、当然あるものだと思って調べてみました。
ところが日本語版ウィキペディアに谷本有香さんのページは存在しませんでした。
これだけメディア出演の多い方なので、正直これは意外でした。
プロフィールを調べるときに真っ先に開かれるページがないことも、断片的な情報がまとめサイト経由で広がりやすい一因になっているのかもしれません。
国籍や生年月日の情報が錯綜しがちな背景には、まとまった基礎資料が存在しないという事情もありそうです。
フォーブスでの肩書きは執行役員Web編集長
「フォーブス」もよく一緒に検索されるワードです。
現在の肩書きはForbes JAPAN 執行役員 Web編集長です。
2016年2月にForbes JAPANへ参画し、副編集長兼Web編集長を経て現在に至ります。
なお、現職への就任時期は公式サイトが2022年1月1日、Forbes JAPANの著者ページが2020年6月1日と記載が食い違っていました。役職の呼び方が途中で変わっている可能性がありそうです。
メディア以外の顔も多く、ロイヤルハウジンググループの上席執行役員、株式会社スモールジムの取締役、株式会社ZUUの顧問などを務めています。
内閣府のオープンイノベーション大賞の選考委員や、戦略的イノベーション創造プログラムのピアレビュー委員といった政府関連の役職にも就いています。
結婚や旦那についてわかっていること
「結婚」「旦那」もサジェストの常連です。
公式プロフィールには家族についての記載はありませんが、インタビューの中で子育てをしていることには触れています。
日経CNBC時代には妊娠を理由に契約を打ち切られた経験も語っていて、「妊婦がTVに出るなんてありえない」と上司に言われたと振り返っています。
産休育休の制度を作ってほしいと訴えても「お前が言う話じゃない」と一蹴されたそうです。
これは……さすがに読んでいてつらくなりました。
夫についてはまとめサイトで一般人とされていますが、公式に発表されたものではありません。
結婚や家族については、本人が語った範囲を超える情報は確認できません。
谷本有香の国籍のまとめ
- 谷本有香の国籍は公式プロフィールに記載がなく公表されていない
- 本人が国籍について語った発言も確認できない
- 出身地や生まれた土地についても公表されていない
- 海外にルーツがあることを示す一次情報は確認できない
- 帰化を示す情報も確認できない
- ネット上の「日本国籍」という記述は学歴や職歴からの推測にとどまる
- 公式に確認できるのは山一証券から始まる日本でのキャリア
- Bloomberg TV、日経CNBCを経て2016年2月にForbes JAPANへ参画
- 現在の肩書きはForbes JAPAN執行役員Web編集長
- 英語へのコンプレックスがMBA留学の動機だったと本人が語っている
- 学歴はサンダーバード国際経営大学院のMBAと北京大学のEMBA
- 学部は大妻女子大学文学部とされるが公式サイトには記載がない
- 生年月日は非公表で、7月13日・1972年生まれは第三者による逆算の説
- 日本語版ウィキペディアに本人のページは存在しない
- 結婚と子育てについては本人がインタビューで触れているが夫の情報は非公表


