『月曜から夜ふかし』で株主優待の桐谷広人さんから公開プロポーズを受けた演歌歌手として、名前を覚えている方も多いのではないでしょうか。
あの騒動から数年が経ち、テレビで姿を見る機会はめっきり減りました。「あの人は今どうしているのだろう」と気になって検索した方もいるはずです。
ところが山口かおるさんの現在を調べていくと、活動が止まっている気配はまったくありません。むしろ、テレビの外側にきちんと居場所を作っている歌手でした。
・山口かおるさんの現在の所属と、2026年に決まっている活動予定
・テレビで見かけなくなった理由と、活動の主戦場がどこに移ったのか
・芸名の名付け親が長嶋茂雄さんだった経緯と、逝去後に語った言葉
山口かおるの現在は日本クラウン所属の現役演歌歌手|歌もイベントも止まっていない
山口かおるさんの現在について、まず結論からお伝えします。
引退も休業もしていません。日本クラウンに所属したまま、2026年も歌手として動き続けています。
ここでは現在の所属と、実際に決まっている予定を順番に見ていきます。
現在も日本クラウンに所属する現役の歌手
山口かおるさんは現在も日本クラウン(クラウンレコード)の所属歌手です。同社の公式サイトにはアーティストページが用意されており、プロフィール・ディスコグラフィ・イベント情報がそれぞれ掲載されています。
レコード会社の公式ページが現役として残っている、というのは分かりやすい判断材料になります。契約が切れた歌手はここから外れるためです。
加えて、本人名義の公式ホームページ(kaoru-yamaguchi.com)も稼働しており、そこには出演予定と問い合わせ先のメールアドレスが載っています。仕事の依頼窓口が開いたままの状態です。
ジャンルはデビュー当時から一貫して演歌・歌謡曲。路線を変えたわけでもありません。
2026年もライブ・イベント出演の予定が並んでいる
山口かおるさんの現在の活動が具体的に分かるのが、本人の公式ブログに書かれている出演予定です。
2026年について公開されているものを挙げると、次のような予定が並んでいます。
・8月23日:地元・葛飾区新小岩でのイベント出演
・10月1日:知人歌手のコンサートにゲスト出演
・12月20日:恒例の「山口かおるディナーショー」(江東区亀戸・アンフェリシオン亀戸)
このほか、ラジオ番組『中本直樹のなんてったって歌謡曲』『野々田万照の大人の音楽時間』へのゲスト出演や、葛飾区水元公園の菖蒲まつりといった地域のイベント出演も確認できます。
年末のディナーショーまで先の予定が押さえられている点からも、単発ではなく継続的に仕事が入っていることがうかがえます。
公式ブログは今も毎日のように更新されている
山口かおるさんの現在を確かめたいとき、いちばん確実なのが本人のオフィシャルブログ「山口かおるのチョッと聴いて!!」です。
このブログは2026年8月の時点でも更新が続いています。しかも新曲の告知だけでなく、母親の通院に付き添った日のことや、歯医者に行った話といった日常も書かれています。
X(旧Twitter)やFacebookの公式アカウントも存在しており、発信の窓口は複数開いたままです。
「消えた」と表現されることの多い歌手ですが、実際には本人が毎日のように近況を出しているタイプでした。
毎年恒例のディナーショーが活動の柱になっている
山口かおるさんの活動のなかで、とくに定着しているのが年末のディナーショーです。
毎年開催されている恒例行事で、チケットの問い合わせも本人のメールアドレスで直接受け付けています。事務所を通した大規模な興行というより、ファンとの距離が近い運営の仕方です。
後述する桐谷広人さんの公開プロポーズも、2019年12月に浅草で開かれたこのディナーショーの席で起きた出来事でした。
テレビの露出が減っても活動が途切れないのは、こうした自前の集客基盤を持っているからだといえます。
カラオケ教室の校長という顔も持っている
歌う仕事と並行して続けているのが、指導する側の仕事です。
山口かおるさんは2012年4月に「山口かおるカラオケ教室」を開校し、初代校長を務めています。
もともと本人がNHKのど自慢コンクールのチャンピオン大会に出場し、産経カラオケ大賞でも優秀賞を取ってプロになった経歴の持ち主です。カラオケ大会で勝ち上がった人がカラオケを教える側に回った、という筋の通った流れになっています。
歌手活動と教室運営、この二本立てが山口かおるさんの現在の生活を支えている形です。
山口かおるの現在の年齢と、同姓同名の別人に注意
山口かおるさんの誕生日は7月5日です。生年は公式プロフィールでも公開されておらず、一部の記事が1972年生まれと紹介しています(この点は公式の裏付けまでは確認できませんでした)。仮にその情報にもとづくと、2026年8月時点で54歳という計算になります。
本名は青木香織(あおき かおり)さん。出身は東京都葛飾区で、血液型はO型、家族は両親と兄が2人という構成です。尊敬する歌手として美空ひばりさんと江利チエミさんの名前を挙げています。
なお、検索するときに注意したいのが同姓同名の存在です。大手プロフィールサイトのなかには「出身地は滋賀県」「身長156cm」「所属はVIPタイムズ」と、日本クラウン公式やWikipediaとまったく異なる情報を載せているページがあります。
演歌歌手の山口かおるさんとは別人のデータが混ざっている可能性が高いため、プロフィールを確認するときは日本クラウンの公式ページを基準にするのが確実です。
テレビで見かけなくなった理由は「活動の場がテレビではない」から
ここまで見てきたとおり、山口かおるさんは現在も休みなく活動しています。それでもテレビで見かけないのはなぜか。
理由はシンプルで、活動の主戦場がもともとテレビではないからです。
山口かおるさんが全国的に知られたきっかけは、歌ではなくバラエティ番組『月曜から夜ふかし』での出来事でした。つまりテレビでの露出は、演歌歌手としてのキャリアのなかでは例外的な期間だったことになります。
その話題が一段落すれば、バラエティからの声はかからなくなります。一方で、地域のイベント・ラジオ・ディナーショー・カラオケ教室という本業のほうは、テレビと関係なく続いていました。
「表舞台から消えた」のではなく、もともと立っていた場所へ戻っただけ、という見方のほうが実態に近いといえるでしょう。
山口かおるの芸名は長嶋茂雄さんが名付け親|デビューから現在までの歩み
現在の活動を押さえたところで、もうひとつ触れておきたいのが「山口かおる」という名前の由来です。
この芸名を付けたのは、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんでした。
ここからは、デビューから現在に至るまでの経歴をたどっていきます。
1993年に「青木香織」名義でデビューした
山口かおるさんのデビューは1993年、本名の「青木香織」名義でした。レコード会社は日本コロムビア、デビュー曲は「速達」です。
プロになるまでの道のりは、いわゆるコンテスト組にあたります。テレビ東京『スターは君だ!ヤング歌謡大賞』のグランドチャンピオン大会で優秀歌謡賞、第1回産経カラオケ大賞の決勝大会で優秀賞、さらにNHKのど自慢コンクールでチャンピオン大会に出場という戦績を重ね、コロムビアの新人歌手オーディションでスカウトされました。
「自分には歌しかない」という思いで歌手を目指した、と本人が語っている経歴です。
2004年の日本クラウン移籍時に「山口かおる」へ改名
転機は2004年でした。日本クラウンへ移籍するタイミングで、芸名を「山口かおる」に改めます。
この名前を考えたのが長嶋茂雄さんです。プロ野球界の顔ともいえる人物が、演歌歌手の芸名を名付けたという珍しい縁になります。
移籍後、カラオケファンに向けて発売した「月の砂時計」が各ラジオ局の推薦曲となり、名前が広がっていきました。
以降、「哀愁フラメンコ」「ジェラシー」「献身」「許して」「愛の岸辺」「運命じゃない」といった楽曲を発表し、アルバム『悪女のララバイ』『ベストアルバム〜ジュエル〜』もリリースしています。
長嶋茂雄さんの逝去と、一周忌に語った言葉
名付け親である長嶋茂雄さんは、2025年6月3日に亡くなりました。
山口かおるさんは同月に弔問に訪れています。報道によれば、その場で長嶋さんの顔に触れ、涙が止まらなかったといいます。生前、自身が歌番組に出ているのを長嶋さんが見てくれていたというエピソードも語られました。
同年11月に開かれたお別れの会には参列できず、「天国から理解してくださっていると」とコメントしています。
そして2026年6月3日の一周忌には、「長嶋茂雄さんは歌が大好きでした。頑張ります。天国から見守っていてください」という趣旨の言葉を残しました。名前をもらった相手への思いは、現在も活動の支えになっているようです。
『月曜から夜ふかし』での公開プロポーズ騒動とその後
山口かおるさんの名前が一気に広まったのが、2019年12月15日の出来事です。
東京・浅草ビューホテルで開かれたディナーショーに、株主優待生活で知られる桐谷広人さんが来場していました。会場にいた芸能レポーターが桐谷さんに気づいて壇上へ招いたところ、桐谷さんは「今日は婚姻届を持ってきました」と切り出し、約400人の観客の前でプロポーズします。
会場からは拍手が起きましたが、山口かおるさんは戸惑った様子で、明確な返答はしませんでした。ネット上では「一般のお客さんの前でやることではない」といった批判的な意見も少なくありませんでした。
その後、二人が結婚したという発表はありません。山口かおるさんは現在も独身とみられ、結婚に関する公式なアナウンスは出ていない状況です。
「香音鈴」名義で作詞・作曲まで手がけている
あまり知られていませんが、山口かおるさんは歌うだけの歌手ではありません。
「香音鈴(かおりん)」というペンネームを使い、作詞・作曲・編曲も手がけています。自分で曲を作れるという点は、活動を長く続けるうえで大きな強みになっています。
歌う、書く、教える。この三つを自前で回せることが、テレビの露出に左右されずに現在まで活動を続けられている理由のひとつだといえるでしょう。
まとめ|山口かおるの現在は「変わらず歌い続けている」
山口かおるさんの現在について、この記事で確認できたことを整理します。
・現在も日本クラウン所属の現役演歌歌手で、引退も休業もしていない
・2026年はイベント出演、ゲスト出演、年末のディナーショーと予定が埋まっている
・公式ブログは今も更新が続き、近況は本人が直接発信している
・2012年開校のカラオケ教室で校長も務めている
・芸名の名付け親は長嶋茂雄さんで、2026年6月の一周忌にも思いを語った
・2019年の桐谷広人さんの公開プロポーズに結婚の発表はなく、現在も独身とみられる
テレビで見かけなくなったのは、活動が止まったからではありませんでした。もともとの持ち場である地域のステージとディナーショーに戻り、そこで歌い続けているというのが山口かおるさんの現在です。

